何をやっても失敗すると思うのは苦しいですよね。自分の存在価値を感じられないと胸が苦しくなります。
心が満たされないと感じる人が常に増えているようです。こんなに裕福だと言われる日本でなぜそういう人が増えているのでしょうか？
このページでは、潜在意識と気、自分の心を満たす方法を解説します。
目次
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心が満たされない社会にいる？
豊かさという面では日本人である以上、地球規模で考えると上位10％に入っています。日本人である以上、生存を脅かされない状態であり、上位10％以下の人たちからすると、「なぜ満たされていないのか？」がわからない状態です。
いつ死ぬかわからない危険と隣り合わせの人たちからすると、日本に住んでいることは素晴らしいことで、日本の文化は先進的で夢のようなものであると思われているところがあります。心が満たされないという悩みは、地球規模で考えると、ぜいたくな悩みなのかもしれません。
とは言っても、虚無感や無価値感に襲われて、常に何をやっても何かを得た感覚がない、達成感がないと感じるのをどうにかしたいと思うのは、人の感情です。もし、あなたがいつも心が満たされず、行動する意欲を失いかけているのであれば、このページが役にたつかもしれません。
意識と満たされない社会の関係
人の意識は、大きく二つに分類されます。潜在意識と顕在意識です。顕在意識は、意識全体の5％程度で、人が意識的にコントロールできるものです。反対に、潜在意識は残りの約95％を占めており、無意識の領域で、意識的にはコントロールできない部分です。
「満たされている」という感覚を無意識に感じる仕事をしているのが、潜在意識です。潜在意識は、顕在意識が習慣的に思考したもの、イメージしたものを司令として受け取り、そのイメージを現実化するために、働いています。
現実化とは、感情を目の前に表すという意味です。ですから、現実化したいというものがあるのであれば、まず、感情を先取りし、イメージすることで、それに見合ったものが引き寄せられることになります。
「満たされない」という感情を常にいだいていると、潜在意識は、「満たされないと自覚すること」がよく見える状態になります。その状況が自分を苦しめることになるのです。
社会は、自分と引き離されているものではなく、自分自身の意識が作り出しているものであり、一人一人において認識が違うものです。
満たされるエネルギーの循環
心が満たされるためにはどのようなことをすれば良いのでしょうか？生きているもの、生きているものが作り出したものには、すべて波動が宿っています。
「波動」という言葉は難解のように聞こえますが、「気」や「氣」で表現されます。私たちは日頃、「気」という言葉を多用しています。つまり、気は目には見えないけども、存在し、空気のように私たちを包み込んでいるエネルギーです。
心が満たされている状態は、良い気が体を駆け巡っている状態であるということです。意識の器を大きくして、取り入れる気を選別し、良い気で満たされている状態が、「心が満たされている」となります。
常に吸って、吐いてを繰り返すことが、心が満たされる状態を保つには重要であるということになります。
良い気で心を満たす
良い気は、「感謝」の中に生まれます。「足るを知る」という言葉があるように、「ないもの」にフォーカスするのではなく、「あるもの」にフォーカスすることで、自分が持っている実感が生まれ、感謝が生まれます。
最小単位で自分が持っているものは、自分の体です。自分の体の実感をすることが、「あるもの」フォーカスする最初の段階になります。
体の一部を一つ一つ観察し、感覚を感じること。体の感じが「ない」となると、「自分がいない」と感じ、虚無感につながります。まずは、自分の体が物理的にあることを感じることです。
誰にでもできることを誰にでもできないくらいやる
結果が出なくて、心が満たされない状況が続くと感じているのであれば、こう考えると良いかもしれません。
それは、「誰にでもできることを誰にもできないくらい継続してやる」ということです。
水滴が、ポツポツと岩の上の落ちている洞窟。一滴一滴の力は大したことがないけれど、数年すると石に穴があくほどの力を発揮します。
体を良い気で満たし、小さなことを、誰でも継続できないくらいにやる。そして、振り返るとこんなに多くのことをやったんだと振り返ることができる。これが幸せを感じる瞬間です。
健康である。人間関係が良好。没頭している。
心が満たされている状況は、三つのことが充実している時に起こります。心のゴミを取り除くと、心が満たされる状態が見えるようになります。
- 健康である。
- 人間関係が良好である。
- 没頭している。
健康である
体の一部分一部分を意識して使っているのであれば、自分の体の健康状態を把握できる状態にいるはずです。心が健康であると、体も健康になるものです。体が健康ではないならば、心も健康ではない可能性があります。
健康は何よりも大切です。痛みがあると、心を満たすことに集中できないからです。メンテナンスを怠らないようにしましょう。
人間関係が良好である
人は、潜在意識で引き寄せた人の中で、活動します。人間関係が良好であるということは、あなたに学びを提供し、それをあなたが理解していること。そして、そのことに対して感謝できてる状態であることです。
人間関係が良好ではないということは、自分の意識を信じることができていない状態、自分の意識が人を引き寄せていることを感じることができていません。
没頭している
人は、感情を今作り出すことができる生き物です。未来への不安、過去からくる心配を、今感じることで、感情を作り出し、心に痛みが起こります。心が満たされている状態は、何かに集中し、その悩みを忘れるほどの没頭を見せている時です。
没頭している時、顕在意識は、潜在意識へメッセージを強く送ることができます。没頭することで、多くのものを生み出すことができます。満たされた心は、創造性を発揮するのです。
あり方を考える
達成感が心を満たすことだと思われているかもしれません。その達成感が人からの評価に基づくものだとしたら、その達成感は達成した時だけのものになります。
- 人が振り向いてくれないから。
- 人が好きになってくれないから。
- 人が認めてくれないから。
という他人軸で自分を満たそうとすることは避けましょう。自分のあり方に目を向けると、心の充足が早くなります。
「私は、こうであろうとする人」に自信を持つこと、その裏付けが入らず、補足も必要のない状態が、「心を満たすあり方」を持っている状態です。
- 私は、人を楽しませようとする人である。
- 私は、人に優しくあろうとする人である。
- 私は、研究熱心であろうとする人である。
初めから自分にはできないと決めつけない。
「〇〇であろうとする」心の持ち方が決まったら、行動を開始しましょう。無理にやる必要はありません。あろうとするのですから、できるできないの判断はつきません。あなたが自信を持つべきものは、プロセスです。結果ではありません。
「結果が伴わないとやるべきではない」と考えていますか？
そうさせる必要はありません。あなたが潜在意識の主人です。「できないのではなく、やってみよう」です。嫌なイメージが生まれたら、そこでやめればいいのです。うまくいくイメージがあるのであれば、ただプロセスにフォーカスするだけです。あなたのあり方を胸に秘めて。
自分の心に責任を持つこと
心が満たされないと思う原因の一つに、自分をコントロールできていない感覚があります。解決するには、自分の心に責任を持つことです。
責任は、自分を責めることではなく、自分の足で進むことを許可することを意味します。他人の船に乗り、他人の操縦する舟に乗っていることで、安心できない自分が生まれたことで、心が満たされないという感情を生み出しています。
固定観念を疑う
人は子供の頃に固定観念が生まれます。その固定観念は子供の頃に必要とされていた概念です。勉強することが最初は楽しかったのに、いつのまにか、点数を取らないとダメだと言われ、平均点よりも低いからだめ、満点を取らないといけないという思考が植え付けられます。
社会に出ても、誰かから評価を受けないとやっている意味がないと感じてしまうようになるでしょう。いつのまにか、自分軸をなくしてしまいます。
子供の頃は、自分を律することができず、勉強をすることに対して、興味があるかどうかわからない状態であるがゆえに、多くの学習をする必要があります。どの分野に興味があるのか？を知ってもらうということです。その興味を数値化したものが、テストの点数というものです。
何をやっても心が満たされないと感じたのであれば、子供の頃に作られた固定観念を観察してみることです。どうして評価されないとダメだと思うのか？を自分の内側を探ることで見つけていきます。
感情をコントロールできる場所とものを持つ
現在の日本では、多くのメディアが存在し、人の心をかき乱しています。不安や心配を増大させ、消費させる。消費社会の中で、「もしかしたら、自分には足りていないことがいっぱいあるのではないか？」と思わされているということです。
心が惑わされると、ソワソワしだし、心が穏やかにならず、足りないものを探して消費をして、消費をしても心が満たされない状態が続きます。
もちろん消費社会の全てを否定することはできません。人はものを使い、改善することで成長してきたからです。
自分の感情をコントロールできる場所、心のゴミを取り除くことができる場所、いつも自分で居られる場所やものを揃えた空間を持つことは、心を満たすことには必要な要素です。
まとめ
何をやってもうまくいかないと思うのは、何をやってもうまくいかないと無意識に思っているからです。でも、自分を責める必要はありません。今すぐに、自分の持っているものにフォーカスし、今に没頭することで、心を満たすことができるようになります。
心配していますか？不安を感じていますか？何かをやろうとした時に、もう一人の自分が「やっても意味がない」とささやきますか？もう一人の自分は、過去の自分です。そういった言葉は、潜在意識からのメッセージで、「もう手放しても良い頃だ」と伝えてきています。
このページの内容が少しでも、心を満たすことに役立ちますように。
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著者情報
Oji
イギリスの公立の芸術大学、Surrey Institute of Art & Design(現University for the Creative Arts）にて学士(Bachelor of Arts(BA)を取得。
マーケティングとデザインを行う傍ら、イメージサプリを開発。SNSサイトで合計50,000人以上のフォロー達成(現在も増え続けて計測不能）。つぶやくだけで10万人以上の意識に届くことを実感。イメージングの力で人を引き寄せる方法、インターネットの使い方をゆるく解説中。未来を明るくする気づきを与えている人を応援しています。
