- 引き寄せの法則に騙（だま）されたくない。
- 見えないもの、見たことのないものは絶対信じない。
- スピリチュアルは存在しないはず。
スピリチュアルと聞くだけで、体が拒否反応を起こす人がいます。「見えないものを信じるなんて信じられない！」と心の中で叫び続けている人がいます。
結論としては、引き寄せの法則を信じるも信じないも自分次第ということです。信じる必要がある、信じなくても良い人がいます。どの分野にも詐欺を行う人がいて、だます人とだまされる人がいます。その認識は、個人の主観によるものです。
人の認識は常に100％を伝えているものではありません。だからこそ、自分が信じる分野に後悔がないようにしないといけません。
目次
音声を再生する
AI(人工知能)による自動読み上げです。音声が良いという方は、こちらをお聞きください。
途中聞き苦しい部分もあるかもしれませんが、文章を目で追いながら、音声をお聴きになるとより理解が深まります。
スピリチュアルは胡散臭い？
引き寄せの法則に限らず、スピリチュアルを胡散臭いと感じる人は多いはず。スピリチュアルとい言葉を聞いただけで、社会に適合できない人と認定されたり、理論的に話すことができない人と思われたりします。
そして、スピリチュアルは、目に見えないもの、感じることができない人にとって、信じがたいものになり、スピリチュアルを信じる人たちを、「現実から逃げている人」ととらえることで納得しようとします。
スピリチュアルに対しての認識として、以下の三つが考えられます。
- スピリチュアルを信じている人。
- スピリチュアルを信じていない人。
- どちらでもない人。
極端な話、スピリチュアルを信じていない人は、自分の判断に自信があり、自分に見えないもの、感じないものは信じることがありません。
スピリチュアルを信じる人や信じようとする人を毛嫌いし、拒絶する反応をとります。相手が思っていることを否定する癖がある人が世の中には存在しています。
引き寄せの法則で信じてはいけない人
スピリチュアルを信じようとしている人に、「私を信じなさい」と言っている人には要注意です。
スピリチュアルは人をすべて平等に扱うことがベースとなっていることがほとんどです。「あなたよりも私のほうが優れている」というメッセージを伝えようとしていると感じたら、逃げてください。
人はすべて平等であり、学びを提供し合いながら上にレベルが上がっていきます。自分のほうが上だというメッセージを送り続けている人はナンセンスです。
詐欺に遭う人の多くは、自分に自信がなく、良い所を求めてさまよった後に、キラキラしていて、言っていることが合っていそうな（自信満々でマウントを取ってこようとする）人を信じてしまうことで起こります。
もちろん、明確にマウントを取ってこようとするのではなく、巧妙な手段で行うこともあります。「今、あなたが苦しんでいるのは、〇〇がないためです」と言ったものです。
スピリチュアルの概念として、足りないものにフォーカスさせることはありません。「足りないもの」を伝えてきた時点で、詐欺の可能性を疑う必要があるでしょう。
現実的ではない引き寄せの法則
自分が欲しいものに対してこういうアプローチをすれば、提供されるというのが、引き寄せの法則のコンセプトです。そのアプローチ方法に対して、科学的根拠はなく、伝える人の主観に大きく左右される内容がほとんどです。
「現実としてありえない！」
根拠は？と聞かれた時に、「自分が体験しているから」「こうであるに違いない」と感じている人が感じたままに、「これは引き寄せの法則だ」と言っているということです。それを信じるか信じないかは、個人の自由となるでしょう。
「このラーメンの酸味が好き！」と言っている人がいて、同じラーメンを食べた人が、「酸味なんてない」と言ったとします。「酸味はある！」「酸味はない！」の戦いが起こるでしょう。
「酸味」という感覚を科学的に数値化しようとして、その数値が出たとしても、「酸味があるかないか」という100％の現実はなく、個人の感覚による判断になります。
引き寄せの法則も個人の実感が大きな理由であるのであれば、この「酸味」と同じように、100％の現実ではなく、主観によるものが大きいのです。
そのラーメン屋さんが、繁盛しているのであれば、その「酸味」が好きという人を集めることに成功しており、「このラーメンは美味しい」という現実として広まっていることになります。
固定観念を受け付けられる
引き寄せの法則がうさんくさいかどうか、信頼できるかどうかは、個人の主観、そして固定観念によるものが大きいでしょう。スピリチュアルを伝えてきた人たちの信頼性の積み重ねが固定観念を人に植えつけていきます。
子供の頃から今まで成長する過程において、多くの体験をし、感情を芽生えさせることで大人になります。その中で、自分が信じるべきものを強制される過程が存在し、「固定観念」が作られます。
世の中に溢れている情報を取捨選択して人は取り入れていきます。その中であなたが信頼する人が、引き寄せの法則を否定しているのであれば、あなたも否定し、取り入れているのであれば、あなたも取り入れているということになります。
感じたことのないものは信じない？
見たことのないもの、感じたことがないものは、信じてはいけないという固定観念がありますか？子供の頃にショックだった出来事はありませんか？
引き寄せの法則を信じる信じないは、その人次第ですが、なぜ信じないのか？なぜ信じるのか？を観察してみてはいかがでしょうか？
目の前の現実を事実として認識する流れの中に、人の意見が割り込んで入ってくることがあります。何かフィルターを通してみようとするものです。
よくある例として、コップに半分入っている水があります。水は十分に入っていますか？それとも水は不十分ですか？
「コップに半分しか水が入っていないから、少ない」という人が周りに増えると、これを信じて、「コップに水が、入っていないじゃないか！」と騒ぎ出す人になります。
「コップに半分も水が入っている！」と思う人が周りに増えると、「水を与えてくれてありがたい」となります。
それと同じように、信頼性が十分にあるか？それとも不十分かは、これまでの積み重ねが影響しています。
感じたことが、信じるに十分か、それとも不十分かは、同じような現象でなりたっています。
引き寄せの法則を信じるか信じないかは、感じたことを信頼できているかどうかによるということです。
信じて良いことは根拠があることだけ？
極端な話にはなりますが、信じて良いことは科学根拠があることだけと仮定すると、科学的根拠がないものは、信じるに値しないものということになります。
スピリチュアルは科学的な根拠が証明されていないことが多数存在しています。ですから、科学的根拠がないことを信じないという固定観念を持っているのであれば、信じなくて良いと思います。
科学的根拠のないことも、自分が信頼の置ける人がいっているのであれば、信じても良いと思える人は、引き寄せの法則を信じてもよいとなります。
ただし、「自分が正義だ！」と思う心が、戦いを生みます。「自分の正義」を振りかざし、相手を屈服させようとした時に、闘いが起こるのです。
戦いは戦いを生みます。「戦いを終わらせるために戦っている」というのであれば、本末転倒ではないでしょうか？
引き寄せの法則を信じる人が周りにいて、その人のやること、考えが許せない！のであれば、あなた自身の内側を観察しましょう。人を変える必要はありません。自分のあり方に目を向ける必要があるフェーズです。
戦いを起こすことが本心ではなく、平和を作り出すことが本当の気持ちであれば、特定の考え方を否定し、自分の正しさを強制することは、目的とずれるのではないでしょうか？
感情があることはスピリチュアルを感じている
Wikipediaによると、感情の主要因は下記と記されています。
生理学的には、感情には身体感覚に関連した無意識な感情（emotion, 情動）と意識的な感情（feelingもしくはemotional feeling）と分類されることが多い。意識的感情（feeling）には、大脳皮質（大脳の表面）とりわけ帯状回、前頭葉が関与している。無意識感情には、皮質下（脳の中心の方）の扁桃体、視床下部、脳幹に加えて、自律神経系、内分泌系、骨格筋などの末梢系（脳の外の組織）が関与する。
感情が湧き上がることを理性的に捉えると、このような意味になります。「好き」という感情はどこから生まれるのでしょうか？その好きの根拠はどこにあるのでしょうか？
「〇〇だから好き」という感情は、条件付きの好きではないでしょうか？何か条件をつけないと、好きを表現できないといことになりませんか？「頭で考えている好き」と「自然に感じている好き」は違うものです。
仮に、「スピリチュアルは根拠がないことを信じること」と仮定して、根拠がないことを信じられないというのであれば、あなたが今いだいている感情にすべて意味を持たせないと、信頼し行動することができないことになります。
気をつけなければならないことは、自分で自分のマウントを知らず知らずに取ってしまっていないか？ということです。
何かにすがって、自分をなくすことこそがうさんくさい
引き寄せの法則を盲信し、他人に強要することがうさんくささの大きな原因の一つです。
悩みがあって、「自分ではどうにかできないと思うもの」に対して、何かにすがる事で心が穏やかになる。
そのような解決方法をとることは一般的かもしれません。しかしながら、度がすぎると人から拒絶されるもとになります。
「このラーメン、おいしいから食べてみな！」と言われて口にする。その後、「おいしいでしょ！美味しいっていいなさい！」と言われ続けると、不味くなってしまいませんか？懐疑心がうさんくささとして表現されてしまいます。
でも、人生にはタイミングというものがあって、タイミングが合っている人と合わない人が存在します。
もし、引き寄せの法則を盲信して、あなたが強要されるようなことがあったら離れる必要があるでしょう。スピリチュアルは強要されるものではなく、自然と起こるものです。
うさんくさいかどうかは個人の主観
引き寄せの法則は信頼できるか否かは、個人の主観によるものであり、絶対的に否定されるものではないということです。否定しても良いし、肯定してもよい。
引き寄せの法則は、自分がイメージしたものが現実化するというものです。そもそも自分がイメージしないものを作り出すことができるのか？と言われると誰しも疑問が残ると思います。
「自分が考えて、思考して、行動した時に、何かが起こり、何かが手に入る」というのは、必然なことではないでしょうか？
その当たり前を、大きなことのように表現したのが、「引き寄せの法則」という言葉になっています。
この言葉の表現が、人に懐疑心を作り出し、拒絶反応が生まれます。
信じた方が得なら、信じてみてもよいかも。
「引き寄せの法則」に使われるのではなく、「引き寄せの法則」を使うことができ、自分に得があると思えるのならば、信じてみても良いかもしれません。
引き寄せの法則に使われるとは、「引き寄せの法則は絶対の法則であり、みんなが信じるべきもので、信じない人はダメな人」ということを盲信している状態です。
逆に、引き寄せの法則を使っているとは、「引き寄せの法則は、あるかもしれないし、ないかもしれないもので、自分に得があると判断した時にだけ使えば良い。」という状態です。
「引き寄せの法則で、詐欺にあった」というのであれば、それは、引き寄せの法則を教えた人が悪いのであって、伝え方の問題です。
仮に、「このラーメンを食べると必ず幸せになれるものです。」と言われて、食べた後に、「幸せになれなかったので詐欺だ！」と言い出す人がいたとします。
「幸せになれる」と伝えた人のミスということになります。伝え方のミスです。
引き寄せの法則も、それを取り入れる人、認識の違いによって、効果が変化します。主観の中で自分の信じられるものと合致し、サポートしてくれるものであれば、使えば良いだけです。
まとめ
人の認識は、常に変化し続けています。どの情報をどう捉え、自分に活かしていくのかが、この社会を生きていくポイントになります。
引き寄せの法則が胡散臭いと思うのであれば、それがその人の人生で必要なことであり、引き寄せの法則を信じると人生が明るくなると思う人がいるのであれば、それもまた、その人の人生です。
楽しく、明るく、感謝にあふれた毎日を過ごすためにも、自分の中に一本しっかりとした柱をもって、生活できると良いですね。
引き寄せの法則を盲信している人を助けたい！と思われるのであれば、その人の芯がどこにあるのか？そして、引き寄せの法則に使われていないか？を確認しましょう。
あなたがその助けができるのであれば、それがあなたの人生のミッションの一つだからです。
無料メール講座のご登録
イメージサプリに興味を持っていただき誠にありがとうございます。 多くの方に利用していただき、大変嬉しく思っております。 「心の奥にある、既に存在している価値」を掘り起こすサポートをさせていただいて参りました。
なりたい自分を掘り起こし、あなたと感性が合うメンターを見つけることができたら、毎日の輝きが変わります。 このページは、イメージサプリの使った「なりたい自分」を応援し、メンターを検索する方法を無料メール講座でお伝えします。
イメージの力を使い、無意識に作用させ、なりたい自分を応援するプログラムです。詳細を知りたい方はこちら
1. 入力されたメールアドレスがすべて半角英数字となっていますか？@マークは全角ではないですか？
2. 「@image-sapuri.com」からのメールを拒否する設定になっていませんか？
3. 「迷惑メールフォルダ」等に入っていませんか？
仮登録申請は、繰り返し行うことが可能ですので、設定を調整いただき、繰り返し登録申請できます。
著者情報
Oji
イギリスの公立の芸術大学、Surrey Institute of Art & Design(現University for the Creative Arts）にて学士(Bachelor of Arts(BA)を取得。
マーケティングとデザインを行う傍ら、イメージサプリを開発。SNSサイトで合計50,000人以上のフォロー達成(現在も増え続けて計測不能）。つぶやくだけで10万人以上の意識に届くことを実感。イメージングの力で人を引き寄せる方法、インターネットの使い方をゆるく解説中。未来を明るくする気づきを与えている人を応援しています。
