- 思い込みで苦しんでいる人を助けたい。
- 自分で決めることの弊害を知りたい。
- カウンセリングで、良い方向に導きたい。
思い込みが激しい人がいます。その方は良い意味では、人よりも集中して物事を継続して行うことができる面があります。しかしながら、一旦走り出すと、自分では止まることができず、大きな壁に全力でぶち当たるまで止まらない人がいます。
大きな壁にぶち当たると、動けなくなり、あなたの元へカウンセングにくるのではないでしょうか?良い意味でアクセルとブレーキを使い分け、目的地までしっかりと到着するまでのサポートをしたいと考えるカウンセラーの方は多く存在すると思います。
一貫性して、継続することには、別の側面があるクライアントを傷つけている場合があります。その場合とそれに対する対処方を少しまとめさせていただきました。
目次
コミットメントと一貫性とは?
チャルディーニ博士の著書『影響力の武器』の中にある項目の一つです。コミットメントという言葉は、「約束する」や「貢献する」というプラスの意味で捉えられる。一貫してコミットすることで、良い結果が得られるとされている。
人は1日で何かを成し遂げることは難しい、日々何かにコミットすることを一貫して継続することで、大きな成果を生む。例えば、スポート選手や芸能人、そのほか有名とされる人は、毎日の自分のメンテナンスを欠かさず、必要とされるときに一気に能力を爆発させる。それは、日々のコミットメントのおかげと言える。
一貫して何かをやり続けることを、人は難しいと考え、それができる人をある意味では、賞賛する傾向がある。安定性、論理性の観点から、一貫してコミットできる人は、人間的も素晴らしいとされるのではないでしょうか?
コミットメントと一貫性の例
コミットメントと一貫性の強制は、自分が言ったことによって発動される。「自分が言ったことだから守らないといけない」というものです。身近ではどのような例があるでしょうか?
例:調子はどうですか?
この問いに対して、仮に「絶好調です!」と答えたとします。その場合、たとえ絶好調でなかったとしても、自分は絶好調なんだという意識が働き、絶好調になろうとします。
仮に「ちょっと腰が痛くて」と答えたとすると、自分の腰は今は痛い状態でなければならないという意識が働き、痛いはず、痛くなれ。という風に、その先の一貫性を取ろうとします。
例:儲かっていますか?
「ぜんぜん儲かっていませんよ」と言った場合、一貫性を取ろうとして、お金を儲からないように、自分でコミットするようになります。
「儲かっています」と言った場合、一貫性を取るために、今仮に儲かっていなったとしても、さらに儲かろうとするようになります。
例:天気がいいですね?
仮に曇りだったとしましょう。それに対して「そうですね」ということで、気持ちを「晴れ」にする。「いやいや、曇っていますよ?」と答えることで、気持ちを「雨」にすることができます。
天気によって気持ちが左右される人は多くいます。天気の捉え方も一人一人異なります。
コミットメントと一貫性の怖さ
すでにお気づきかと思いますが、これには大きな罠があります。
コミットメントと一貫性には、悪い状態のものと好転させる意識があり、非常に有効なものではありますが、間違った答えを言ってしまった場合、その決定に人は縛られてしまうということです。
上記の例では、
痛みがないのに、痛みをずっと感じていないのは、さっきの自分の意思に反するとか、お金がないと言ったのに、お金をもうけてしまってはいけない、とか、
天気が悪いって言ったのだから、天気が良いように振る舞う自分はいけないなどです。
これは、非常にささいな決定においても、効果があり、自分の中で日々起こっているものです。
そして、この自分の決定は、公衆の前であれば、より強い効果をもたらします。みんなに宣言してしまったのだから、そうしなければならないと、感じるようになります。
コミットメントと一貫性の怖さへの対処法
集中しろ!継続しろ!と言われるように、コミットメントと一貫性は、凡人がたどり着けないレベルの結果を得るためには必要なことです。しかしながら、自分で自分を縛ることで誤った方向に自分を向かわせてしまう、そこにコミットメントと一貫性の怖さがあります。
チャルディーニ博士によると、間違ったコミットメントを回避するには、以下の2つの対処法を覚えておくことで回避できるとしています。
こだわりすぎない
最初は、これを続ければ良いはず!ということでスタートすると思います。実は、やりたいくないのにやり続けている場合、胃からのサインがあるようです。胃が固くなった感覚があり、そのサインを感じた時点で、そのこだわりを続けることで良い結果は得られな可能性があるサインです。
過去の決定した自分の考えを改め、こだわらないことを考える必要があります。あなたのこだわりが人に与える影響や自分に与える影響を今一度しっかり考えるときです。
過去の自分を振り返る
その物事を始めた時に戻った時に、もう一度最初から同じことをするだろうか?を考えてみましょう。良い結果が見えているのであれば、もう一度やると答えるでしょう。でも、やってもしょうがない。無駄だという感覚があるのであれば、今までやったことを無駄に感じていることになります。
その場合は、その一貫性が間違っている可能性を示唆しているので、振り返り正すべき時の可能性が高いです。
まとめ
人は、自分で言ったことに縛られる傾向にあります。それは、もう一人の自分に「前に言ったことと違うじゃん」と言われることを怖がっているのかもしれません。あるいは、人から非難されることを恐れているのではないでしょうか?
人の人生は、長いようで短いです。間違ったコミットをずっと続けていくには、時間が少なすぎます。何かをやっている時に、胃に違和感があったり、もう一度やるとしたら、やるのか?を振り返ることで、そこから先どうするか?を決める鍵になるかもしれません。
悩みがある人は、自分で自分を縛ってしまっている可能性があります。あなたというカウンセラーが思い込みで苦しんでいる人を少しでも救うことができればよいですね。
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