- 心を開いてくれないクライアント様がいる。
- 自分の殻に閉じこもってなかなか話を聞いてくれない。
- 他人を否定することで心が休まるのをやめたい。
カウンセラーの中には、毎日、心の殻に閉じこもってしまったクライアント様と対話している方もいるかもしれません。多くの人間関係をさけ、ひきこもり、周りに心配をかけてしまっているお客様をサポートしている方もいるかもしれません。
それは、自己欺瞞の箱かもしれません。本当は外に出たい自分を置き去りにして、殻に閉じこもることで安全を確保しているよう見える状態です。本心とは別の行動をしているので、いつも満たされない状態が続くことになります。
このページでは、自己欺瞞の箱について、少し説明させていただくものです。参考にしていただければと思います。
目次
自分に箱に閉じこもっている状態とは?
アービンジャー・インスティチュート氏の自分の小さな「箱」から脱出する方法によると、多くの人間関係の問題を引き起こしているのが、自己欺瞞に自分がコントロールされてしまっている状態であること。コントロールされているために、自分ばかりのことを考え、周りの人から心理的にブロックされてしまっているとしています。
例えば、「あの人に避けられているかも」ということは、雰囲気でなんとなくわかると思います。自己欺瞞にコントロールされている状態を「箱」に入っている状態となります。箱に入っていると、自分の本当の気持ちを押し殺している状態であるために、外からは何を考えているのかわからないと思われるようになってしまいます。
本心では、楽しくやりたい、協力したい、もっと良くしたいと思っているのに、自分を被害者と思うことで、他人を敵視し、本心を隠してしまうようになります。
箱に入るとどうなるか?
自己欺瞞という箱に入った状態になると、どのようなデメリットがあるのでしょうか?自分の殻に閉じこもるという言い方もできると思います。引きこもって、ねくらになるというイメージを抱きやすいですが、案外快活に生活しているように見える人でも、箱に入ってしまっている傾向の人はいます。
相手をおとしめることが目的になる
本来は、自分の心を守るために作り上げた箱ですが、相手をおとしめて、さげすむことを行うために使う道具として使うことになります。
相手を敵ととらえ、過ちを正そう躍起になることで、本当は自分はその相手と仲良くしたいのに、その感情を押し殺して、悪い方向へと自分を導く可能性が高くなります。
他人を箱に入れてしまう
箱ができていることを察知した相手は、憤慨し、苛立ち、協力的てはない人と関わり合いをもちたくないと思うようになります。つまりは、相手も箱に入ってしまうことです。
こうなると心を開くことが難しくなり、心を開いて協力的に物事を進めるのが難しくなってしまいます。
敵か味方かに分類する
誰から構わずに自分から見た相手を敵か味方かに分類することで、協力者をつくったつもりになって安心しようとする心理が働くようになります。
そして、敵のグループと味方のグループを作るようになり、お互いのグループが協力的になることを阻止してしまい、グループ全体の質が低下します。
箱から出られなくなる
箱に入っている状態は、自分ではわかりにくく、一見問題がないように自分では錯覚します。そして、自分について悪くいう人がいないため、非常に居心地が良い環境です。
相手を否定し、偽の味方グループを作ることで、満足します。そうすると、自分の欺瞞の箱から出ることができなくなってしまい、負のループの中に入ってしまうでしょう。
箱から出るにはどうしたら良いか?
自己欺瞞の箱に入ってしまったと気づいたなら、どうやって出ることができるのでしょうか?
箱から出ることで、コミュニケーションは円滑になり、相手との相互作用によって、より高いパフォーマンスをチームで出すことができるようになります。
それは、「相手をあるがまま受け入れること」で、自分を箱から出すことができます。
その時にやってはいけないことが3つあります。
- 相手を変えようと頑張る
- 相手と競争し、負けないようにする
- 心理テクニックを使うこと
意図的に相手を変えようとすればするほど、自己欺瞞という箱の中に自分を閉じ込めることにつながります。相手を変えるのではなく、自分が相手を認めること。それが自然にできた時、本当の意味でコミュニケーションが取れるようになるでしょう。
箱に入って出られないクライアント様
箱に入っているときは、居心地がよくとても出たいとは思いません。カウンセラーとしてのあなたにもし相談してくるとしたら、それに違和感を感じているからかもしれません。
他人を否定することは、今の社会では非常に簡単になっています。それは、インターネットを使うと人を批判し、変えようとする自己欺瞞の世界に陥りやすいからです。
素直に相手を認めれば、自分自身が楽になれるにも関わらず、それができない。それをやってしまうとこれまでの箱が崩壊してしまうのに恐怖を覚えるからです。
実際は、箱なんて実は必要なかったということになるのですが、カウンセラーの話を聞こうとしない人もいるかもしれません。
まとめ
本当は仲良くなりたい、うまくやりたいという心を押し殺して、お前となんて仲良くなりたくない!と言っているのですから、ツンデレです。
そういう経験がある人は、これまでの体験の中で、人と関わることで問題が発生した過去があるのかもしれません。カウンセラーが箱を感じたら、しっかりとした対話をし、徐々に箱から出てくるようにしていけたらよいですね。
もしも、クライアント様が本当に話を聞いてくれないと感じるのであれば、頭で考えすぎて、感じることをストップさせているのかもしれません。カウンセラーはテクニックだけでできるものではありません。あり方が問われる仕事です。
だから、お客様とのこれまでと向き合い、全力で助けようとするカウンセラーの方は貴重なのです。
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