- 自分には価値がないという感覚をどうにかしたい。
- 全部、中途半端に終わっている自分を変えたい。
- 自分の存在を否定し、行動を無意識に制限してしまっている自分が嫌い。
仕事や生活において、常に「自分には価値がない」と考えるのは非常に苦しいことです。行動を制限され、鎖につながれた自分がもがいている感覚があるからです。
このページでは、「自分に価値がない」と思う感覚、無価値感の対処法について、お伝えします。
目次
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無価値感が生まれる理由
「自分には価値がない」と心の奥の無意識で感じている感覚です。人は生まれた時には、自分に価値があると感じながら生まれてきます。
成長するに従って自分の行動を制御せざるを得ない場面に遭遇した時に、「自分には価値がない」と判断してしまいます。その行動をせざるを得ないことが何度も起こるとき、無意識に自分の価値を見失ってしまいます。
無意識であるがゆえに、意識的に「自分には価値がある」と肯定することが難しいために、無価値感に悩まされる人が多くいます。
自分の価値は何に比例するのか？
自分の価値は、「自分をどれだけ好きか？」に比例します。意識的ではなく、五感で感じるもので、自分を好きだと伝えてくれているメッセージをどれだけ受け取ることができるかによります。
今住んでいる家を見て、どんなに悪い家だと世間的に言われているものだとしても、「いい家に住んでいるな」と自然に思えた時、「自分には家に住む価値がある」と思え、「自分には価値がある」と無意識に思うことができます。
つまりは、自分を好きになる要素をたくさん持っている人は、自分に多くの価値を感じているということです。「自分はそれに値する人間か？」の無意識の感覚が自分の価値を上げたり下げたりしています。
受け取れるものの器
自分を好きと思えるものを多く持ってると、自分に対して価値を感じる「器」が大きくなっていきます。この器が自分が受け取ることができる量です。
無価値感を抱く人の多くは、無意識に自分は受け取ってはいけないと思う感覚が存在しています。受け取れるようになるには、自分が好きなもの、そして、自分が自分を好きという実感が得られるものを多く持ち、自分の器を広げることです。
自分に対してプレゼント、贈り物を送ることも重要です。一番簡単にできるものが、「言葉」となります。
言葉は、自分の器を広げたり、せばめたりすることができるツールです。本来の自分の価値よりも少し大きくなるようなイメージが持てる言葉を習慣化することで、器が徐々に広がっていくでしょう。
少し上の、数値化できる目標を持つということは、自分の器を広げることになるのです。
無価値感があるかどうかのチェックリスト
このページをご覧になっているということは、自分は価値がないと感じてしまって、苦しんでいるかたかもしれません。どのレベルで自分には価値がないと思っているのか？を簡単なチェックリストにまとめました。
褒められたことを素直に受け入れられない。
何かあなたを褒めるような言葉が届いた時に、「いえいえ、そんなことはありません」ではなく、「ありがとうございます」と伝えることができていますか？言えているのではなく、心の中でそれが腑に落ちているか？が大切です。
自分が発する言葉は、自分に一番響いています。無意識への記憶はなくなることがありません。ほめてくれた相手に感謝することは、自分の器を広げることにつながります。
相手の反応を必要以上に伺う
自分が話をしている時に、相手の反応を伺いすぎている。それには２種類があります。
- 「伝えたいことが伝わっているか？」
- 「こんなことを言ったら相手は自分を嫌うのではないか？」
この二つは、話している瞬間瞬間に訪れます。自分の反応はどちらが大きいですか？後者であれば、無価値感を強く感じている傾向にあるでしょう。
怒りに敏感で常にビクビクしている
道を歩いていて、誰かが怒鳴りつけているのを聞いた瞬間、びくっ！として、「自分が怒られているような感覚」があるのであれば、自分の価値を外側に求めている状態です。
自分が怒られているわけではいないのに、「自分が悪い」と思ってしまうのは、無価値感を感じているということです。
車を運転して、クラクションがなり、自分の車に向けられているわけでもないのに、ビクッとしてしまうのは、無価値観を感じている可能性が高いです。
ニュースにいちいち反応する
ニュースが流れるたびに、反応してしまって、心が常に休まらない状態ではありませんか？特にネガティブなニュースに反応している場合は、無価値感が強い傾向にあります。
- 「どうしてあの人が死なないといけないのか？」
- 「なんて残酷な事件なんだ！」
- 「もっとしっかりしてもらわないと困る！」
自分が無力であると感じているがゆえに、誰かになんとかしてもらいたいと思う感覚が現れてきます。メディアは大げさに報じがちです、それに振り回されると自分の価値を見失うことになります。
いい人なんていないと思っている
極端な話、自分に話しかけてくる人は、みんな悪い人だと思っているのであれば、自分に価値がないと無意識に判断していることになります。あなたに関わる全ての人はあなたの心の鏡です。嫌な人は自分の嫌な部分を映し出し、好きな人は自分の好きな部分を浮き彫りにします。
嫌な人を探すのが得意ということは、自分の悪い部分を常に見るのが得意ということです。悪い部分ばかりを見ているのであれば、もちろん自分には価値があるという感覚を育てることができないので、無価値感を冗長することになります。
無価値感を和らげる方法
子供の頃にショックを受けたことが、潜在意識の中で無意識化してしまい、自分ではどうにもできなくなっているのが無価値感の正体である場合が多いです。
子供の頃のショックに対する記憶への感情を書き換えることができれば、無価値感を和らげることができます。
こんなことはありませんでしたか？覚えていないかもしれませんが。
子供の頃に「車にひかれたら危ないでしょ！」と手を引かれて、歩道に戻された時、親は「子供を守るため、子供がケガをしたら自分が傷つくからという理由で、子供の手を引いています。」
子供としては、「親に嫌われているから、手を強く引かれた。自分のやりたいことを邪魔してきた。」などと、違う解釈をする。
それが重なって、「自分はやりたいことをする価値がない」と無意識に判断してしまうのです。
時間を貫いて感情をつなぐ
過去の感情は、今につながり、未来への感情も、今につながります。
過去の記憶は、今作られている。今の解釈の仕方で、過去は変えられるということです。
今作り上げている記憶を未来へのエネルギーに変えることです。
例として、「子供の頃に手を強く引かれた自分」があるとしましょう。
- 過去：「手を引いてくれたのは愛情であった」
- 現在：「自分は愛を与えてもらえる価値がある」
- 未来：「これからは自分が愛をもって人の手を引き、率先して愛を与えていこう」
過去の感情の整理ができるようになると、未来へのエネルギーに変わります。過去のトラウマが、前進するエネルギーになります。
まとめ
自分には価値がないと思い続けるのは、拠り所がなくいつも不安な状態を自分の中に作り続けることになります。
これからやりたいことがある時、無価値感が常に自分のとなりにあると、本来のパフォーマンスが出せなくなってしまうかもしれません。無価値観を癒すためには、「なりたい自分」を発掘することが有効です。
見るものすべてに自分への愛を感じ、自分には価値があると心の底から信じることができることを願っています。
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著者情報
Oji
イギリスの公立の芸術大学、Surrey Institute of Art & Design(現University for the Creative Arts）にて学士(Bachelor of Arts(BA)を取得。
マーケティングとデザインを行う傍ら、イメージサプリを開発。SNSサイトで合計50,000人以上のフォロー達成(現在も増え続けて計測不能）。つぶやくだけで10万人以上の意識に届くことを実感。イメージングの力で人を引き寄せる方法、インターネットの使い方をゆるく解説中。未来を明るくする気づきを与えている人を応援しています。
